第9話「いきなり書くな!」
マネジメント系 / 開発技術 ── テーマ:開発の流れ・テストの種類・V字モデル
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- 要件定義ようけんていぎ
- システム開発の最初の工程。利用者が何をしたいか、システムに何が必要か(機能・性能など)を明らかにしてまとめる。
- V字モデルぶいじもでる
- 開発の工程とテストの対応をV字で表したもの。要件定義は運用テスト、外部設計はシステムテスト、内部設計は結合テストで確かめる、のように対応させる。
- 結合テストけつごうてすと
- 単体テストを終えた部品(モジュール)を組み合わせ、部品どうしのデータの受け渡しやつなぎ目が正しく動くかを確かめるテスト。
- システムテストしすてむてすと
- システム全体が要件どおりに動くかを、開発側が確かめるテスト。機能のほか、性能(速さ)や大量のデータへの耐性なども確かめる。総合テストともいう。
- ブラックボックステストぶらっくぼっくすてすと
- プログラムの中身(内部構造)は見ずに、入力に対して仕様どおりの出力が出るかだけを確かめるテスト。
- ホワイトボックステストほわいとぼっくすてすと
- プログラムの中身(内部構造)に注目し、命令や分かれ道(条件分岐)が正しく通るかを確かめるテスト。主に単体テストで使う。
- 回帰テストかいきてすと
- プログラムを修正・変更したあと、変更していない部分に悪い影響(新しい不具合)が出ていないかを確かめるテスト。リグレッションテストともいう。
試験に出るポイント
- 単体=「たんたん」と材料を1つずつ味見
- 結合=「結び目」チェック。合わせた鍋の味を見る
- システム=コース全体を、店の人が「しっかり」通しで確認
- 運用(受入れ)=お客さんが食べて「受け入れます!」
- 語呂:タン→ケツ→シス→ウン。小さい順に「たんけつ、しっかり運ぶ」
- 部品(モジュール)どうしのデータの受け渡しを確かめる → 結合テスト
- 全体が要件どおりか開発側が確かめる → システムテスト
- 利用者が実際の業務で使えるか確かめる → 運用テスト(受入れテスト)
- 中を見ず入力と出力 → ブラックボックス/内部構造 → ホワイトボックス
- 修正後、ほかの部分に影響がないか → 回帰(リグレッション)テスト
- 設計書などを人が読んで誤りを見つける → レビュー
確認クイズ(ITパスポート試験の形式)
- 単体テスト
- 結合テスト
- システムテスト
- 運用テスト
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正解:イ 結合テスト
つなぎ目を確かめるのが結合テスト。システム全体が要件どおりかを見るのはシステムテスト、利用者が業務で使えるか確かめるのは運用テストです。
- ホワイトボックステスト
- ブラックボックステスト
- 回帰テスト
- レビュー
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正解:イ ブラックボックステスト
中を見ないのがブラックボックステスト。内部構造(命令や分岐)を確かめるのはホワイトボックステストです。
- 運用テスト
- 単体テスト
- 回帰テスト
- ホワイトボックステスト
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正解:ウ 回帰テスト
修正の影響が他に出ていないかを確かめるのが回帰(リグレッション)テストです。運用テストは利用者が業務で使えるかを確かめます。
マンガのセリフ(文字版)
部長「家計簿アプリに「レシート読み取り」機能を追加だ!」
ミライ「はい!さっそくプログラムを書き始めます!」
ツカサ先輩「待て!何を作るか決まってないのに書くな!」
ツカサ先輩「家を建てるとき、いきなり柱は立てないだろ?まず希望を聞いて、設計図を描く」
ミライ「たしかに…いきなり柱は怖い…」
ツカサ先輩「開発も同じ。最初は要件定義。利用者が何をしたいかをまとめるんだ」
ミライ「外部設計と内部設計って、何が違うんですか?」
ツカサ先輩「外部は利用者から見える所。家なら間取りや外観だ」
ツカサ先輩「内部は中のしくみ。家なら壁の中の配線や配管だな」
ツカサ先輩「テストは小さい順。単体→結合→システム→運用だ」
ツカサ先輩「作る工程とテストの対応を表したのがV字モデルだ」
ミライ「結合テストとシステムテスト、ごっちゃになりそう…」
ツカサ先輩「結合テストは部品のつなぎ目を見る」
ツカサ先輩「システムテストは全体が要件どおりかを見る」
- 単体=「たんたん」と材料を1つずつ味見
- 結合=「結び目」チェック。合わせた鍋の味を見る
- システム=コース全体を、店の人が「しっかり」通しで確認
- 運用(受入れ)=お客さんが食べて「受け入れます!」
- 語呂:タン→ケツ→シス→ウン。小さい順に「たんけつ、しっかり運ぶ」
ツカサ先輩「確かめ方は2つ。中を見ずに入力と出力だけ見るブラックボックステスト」
ツカサ先輩「中の道すじを1本ずつ通すホワイトボックステストだ」
ミライ「ブラックボックス…黒い箱に入れて、ガシャガシャ振るテスト!?」
ツカサ先輩「振るな!中を見ないという意味だ!」
リリース前日――
部長「不具合を直したら、前は動いてた画面が壊れたぞ!」
ツカサ先輩「修正のあとは回帰テスト。直してない所も確かめ直します」
ツカサ先輩「設計書もレビューで人の目で点検しておくべきでした」
ミライ「決めて、設計して、作って、小さい順にテスト。家づくりと同じ!」
ツカサ先輩「そうだ。ここはテストの区別がよく問われるぞ」
- 部品(モジュール)どうしのデータの受け渡しを確かめる → 結合テスト
- 全体が要件どおりか開発側が確かめる → システムテスト
- 利用者が実際の業務で使えるか確かめる → 運用テスト(受入れテスト)
- 中を見ず入力と出力 → ブラックボックス/内部構造 → ホワイトボックス
- 修正後、ほかの部分に影響がないか → 回帰(リグレッション)テスト
- 設計書などを人が読んで誤りを見つける → レビュー
翌日――
部長「単体テストはわしがやった!全部つないで一発で動かしたぞ!」
ミライ「部長、それ単体じゃなくて、いきなり全体です!」