📒 ミライのITパス日誌

第7話「会社ってどう動いてる?」

ストラテジ系 / 企業活動 ── テーマ:経営理念・経営資源・組織形態・CSR・BCP

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この話で覚える用語(7語)

経営資源けいえいしげん
会社が活動するために使う材料。ヒト(人材)・モノ(設備や商品)・カネ(資金)・情報(ノウハウやデータ)の4つ。
事業部制組織じぎょうぶせいそしき
製品・サービスや地域ごとに事業部を作る組織。各事業部が開発から販売までを担当し、利益に責任を持つ。
マトリックス組織まとりっくすそしき
職能(仕事の種類)と事業(製品や地域)の2つの軸を縦横に組み合わせた組織。社員は2人の上司から指示を受けるため、命令が食い違うことがある。
ステークホルダすてーくほるだ
会社の活動に影響を受ける、または影響を与える人や組織。株主・顧客・従業員・取引先・地域社会・行政など。利害関係者。
CSRしーえすあーる
Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)。利益を追うだけでなく、法令順守・環境への配慮・地域への貢献など、社会の一員としての責任を果たすこと。
BCPびーしーぴー
Business Continuity Plan(事業継続計画)。災害・システム障害・感染症などが起きても、重要な業務を止めない、または早く再開するための計画。
コーポレートガバナンスこーぽれーとがばなんす
企業統治。経営者が株主などのために正しく経営しているかを監視・けん制するしくみ。社外取締役を置く、内部統制を整えるなど。

試験に出るポイント

たとえ:文化祭の模擬店
覚え方:Cのあとの1文字
ここ試験に出る!

確認クイズ(ITパスポート試験の形式)

問1 マトリックス組織の説明として、適切なものはどれか。
  1. 職能別の軸と事業別の軸を組み合わせ、社員が2人の上司の指示を受ける
  2. 製品や地域ごとに組織を分け、各組織が利益に責任を持つ
  3. 特定の目的のために一時的に編成し、目的を達成したら解散する
  4. 営業・製造・経理など、業務の機能ごとに組織を分ける
答えと解説を見る

正解:ア 職能別の軸と事業別の軸を組み合わせ、社員が2人の上司の指示を受ける
縦横2つの軸で上司が2人になるのがマトリックス組織。製品・地域ごとは事業部制組織、一時的に集めるのはプロジェクト組織、機能ごとは職能別組織です。

問2 地震や大規模なシステム障害が発生しても、重要な業務を継続し、中断しても早期に復旧するために、あらかじめ策定しておく計画はどれか。
  1. BCP
  2. CSR
  3. SDGs
  4. コーポレートガバナンス
答えと解説を見る

正解:ア BCP
業務を止めない・早く戻すための計画はBCP(事業継続計画)。CSRは企業の社会的責任、SDGsは国連の開発目標、ガバナンスは経営を監視するしくみです。

問3 企業において、情報システム戦略の立案やIT投資の判断に責任を持つ役職はどれか。
  1. CEO
  2. CFO
  3. CIO
  4. COO
答えと解説を見る

正解:ウ CIO
I=Information(情報)のCIOが最高情報責任者。CEOは最高経営責任者、CFOは最高財務責任者、COOは最高執行責任者です。

▶ アプリでクイズに挑戦(間違えた問題は復習に残ります)

マンガのセリフ(文字版)

部長「ミライくん!来月の新人研修で「うちの会社のしくみ」を説明してくれたまえ!」

ミライ「会社のしくみ…ビルが何階建てか、とかですか?」

ツカサ先輩「まずは会社の芯からだ。経営理念とビジョンだな」

部長「経営理念はずっと大事にする考え。ビジョンは目指す未来の姿だな」

ミライ「理念が「なぜ」、ビジョンが「どこへ」…」

📝 メモ:たとえ:文化祭の模擬店
  • 経営理念:「来た人をみんな笑顔に」(ずっと変わらない考え)
  • ビジョン:「学年でいちばん人気の店になる」(目指す姿)
  • 経営戦略:「看板メニューを1つに絞る」(そこへ行く道すじ)
  • 順番は 理念 → ビジョン → 戦略。上ほど変わらない
  • 理念は「りねん」=ずっと念じ続ける想い、と覚えよう

ツカサ先輩「会社が使う材料を経営資源という。ヒト・モノ・カネ・情報の4つだ」

ミライ「模擬店なら、仲間・屋台・予算・レシピ!」

🧰職能別組織営業部・開発部など仕事の種類で分ける専門性が育ちやすい🏢事業部制組織製品や地域ごとに分ける各事業部が開発〜販売と利益に責任🔲マトリックス組織職能と事業を縦横に組み合わせる上司が2人いる🚀プロジェクト組織目的のために各部署から人を集め終わったら解散する期間限定チーム
会社の分け方(組織の形) 何で分けるか、上司は何人か、ずっと続くかで区別

ミライ「マトリックス組織は上司が2人…どっちの言うことを聞けば?」

ツカサ先輩「そこが弱点だ。縦と横に上司がいるのが見分けるポイント」

部長「社長はCEO、お金の責任者はCFO、情報戦略の責任者がCIOだ」

ミライ「シー…なんとかがいっぱい!」

ミライ「わかった!CIOは「チーフ・イケメン・オフィサー」!」

ツカサ先輩「違う!IはInformation、最高情報責任者だ!」

📝 メモ:覚え方:Cのあとの1文字
  • CEO:最高経営責任者(Executive=経営のトップ)
  • CFO:最高財務責任者(Financial=お金)
  • CIO:最高情報責任者(Information=情報戦略・IT投資)
  • CIOのIは「愛(I)」でも「イケメン」でもなくInformation
  • IT企業の試験なので、CIOがいちばん問われやすい

ツカサ先輩「株主・お客さま・取引先・社員・地域。会社にかかわる人をステークホルダという」

部長「その人たちと社会への責任がCSRだな」

部長「大地震でサーバが止まったら、アプリはどうなる!?」

ツカサ先輩「そのためにBCP(事業継続計画)を作っておくんです」

ミライ「BCPなら任せてください!机にカップ麺を100個ためてます!」

ツカサ先輩「食料の備蓄だけじゃない!業務を止めない・早く戻す計画だ!」

ミライ「もし社長が暴走したら、誰が止めるんですか?」

ツカサ先輩「社外取締役などが経営を見張る。これがコーポレートガバナンスだ」

ことばひとことでCSR企業の社会的責任法令順守・環境・地域貢献SDGs国連の「持続可能な開発目標」2030年までの17の目標BCP災害などでも重要な業務を止めない・早く戻す計画コーポレートガバナンス経営者を監視して会社を健全に動かすしくみ
社会と向き合うことば SDGsは国連の目標、CSRは企業の責任

ミライ「理念で芯を決め、資源を組織で動かし、社会への責任も果たす!」

部長「うむ、研修はそれでいけ!」

📌 ここ試験に出る!:ここ試験に出る!
  • 経営資源 → ヒト・モノ・カネ・情報
  • 製品・地域ごとに分け、各部門が利益に責任 → 事業部制組織
  • 職能と事業を組み合わせ、上司が2人 → マトリックス組織
  • 目的のため一時的に集め、終われば解散 → プロジェクト組織
  • 情報戦略・IT投資の最高責任者 → CIO(CEOは経営全体)
  • 災害時も業務を続ける計画 → BCP/経営を監視 → ガバナンス

翌月、新人研修にて

部長「新人諸君!わが社の大切なステーキホルダは…」

ミライ「部長、ステークホルダです!お肉じゃないです!」

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