第36話「企画書が消えた!?」
テクノロジ系 / コンピュータシステム ── テーマ:OS・パス・バックアップ・OSS・セルの参照
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- OSおーえす
- オペレーティングシステム。メモリ・CPU・ファイル・周辺機器などを管理し、アプリが動ける土台を作る基本ソフト。Windows・macOS・Linux・Android・iOSなど。
- 絶対パスぜったいぱす
- いちばん上のディレクトリ(ルート)から目的のファイルまでの道すじを、すべて書く表し方。どこから見ても同じ書き方になる。
- 相対パスそうたいぱす
- 今いるディレクトリ(カレントディレクトリ)を起点に、目的のファイルまでの道すじを書く表し方。「..」は1つ上のディレクトリを表す。
- 差分バックアップさぶんばっくあっぷ
- 最後のフルバックアップ以降に変わったデータをすべて保存する方法。復元にはフルバックアップと最新の差分の2つがあればよい。
- 増分バックアップぞうぶんばっくあっぷ
- 前回のバックアップ(フルでも増分でも)以降に変わったデータだけを保存する方法。毎回は軽いが、復元にはフルとその後の増分すべてが必要。
- OSSおーえすえす
- オープンソースソフトウェア。ソースコードが公開され、利用・改変・再配布ができるソフトウェア。ただしライセンスの条件に従う必要があり、著作権がなくなるわけではない。
- 絶対参照ぜったいさんしょう
- 表計算で、式をコピーしても参照するセルが変わらない指定のしかた。「$E$1」のように$をつける。$がなくコピーでずれるものを相対参照という。
試験に出るポイント
- 絶対パス=「東京都○○区△△1-2-3」(どこから見ても同じ)
- 相対パス=「ここから2軒となり」(いる場所で変わる)
- 「..」=1つ上のディレクトリ / 「.」=今いるディレクトリ
- 「/」で始まっていたら、ルートからの絶対パス
- 差分:月・火・水と、毎回「日曜からの変更」が太っていく
- → 木曜に壊れたら「日曜のフル+水曜の差分」の2つで戻る
- 増分:月・火・水は、それぞれ「前の日からの変更」だけ
- → 木曜に壊れたら「日曜のフル+月+火+水」を全部つなぐ
- 差分はフルとの差、増分は前回から増えた分
- たとえ:差分は雪だるま(毎日ふくらむ)、増分はおこづかい帳(毎日の分だけ書く)
- 例:C2に「=B2*$E$1」と入れて、C3にコピーする
- → C3は「=B3*$E$1」(Bの行はずれる、$E$1は固定のまま)
- $なし=相対参照(コピーするとずれる)
- $あり=絶対参照(コピーしても固定)
- $E1(列だけ固定)・E$1(行だけ固定)は複合参照
- 差分=フル以降の変更すべて → 復元はフル+最新の差分
- 増分=前回以降の変更だけ → 復元はフル+その後の増分すべて
- 「..」は1つ上。カレントディレクトリからたどる → 相対パス
- OSS=ソース公開・改変・再配布OK。ただしライセンスに従う
- 式をコピーしてもずれない「$」→ 絶対参照
確認クイズ(ITパスポート試験の形式)
- 日曜日のフル+月・火・水・木曜日の増分
- 日曜日のフル+木曜日の増分
- 木曜日の増分だけ
- 月・火・水・木曜日の増分だけ
答えと解説を見る
正解:ア 日曜日のフル+月・火・水・木曜日の増分
増分は「前回からの変更だけ」なので、フルにすべての増分を順に重ねます。フル+最新の1つで戻せるのは差分バックアップの場合です。
- ../企画書.txt
- ./企画書.txt
- /企画書.txt
- 資料/企画書.txt
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正解:ア ../企画書.txt
企画書.txt は今いる「資料」の1つ上(mirai)にあるので「..」で上がります。「./」は今いる場所、「/」で始まるのはルートからの絶対パスです。
- ソースコードが公開され、ライセンスの条件に従えば改変や再配布ができる
- 著作権が放棄されているので、どのように利用してもよい
- 無料で使えるが、ソースコードは公開されていない
- 商用目的で利用することは一切できない
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正解:ア ソースコードが公開され、ライセンスの条件に従えば改変や再配布ができる
OSSでも著作権はあり、ライセンスに従う必要があります。無料でもソースを公開しないものはフリーウェア。OSSは商用利用できるものが多いです。
マンガのセリフ(文字版)
ミライ「昨日作った企画書が…どこにも見当たらない…」
ツカサ先輩「落ち着け。ファイルを管理しているのはOSだ」
ミライ「OSって、WindowsとかAndroidのことですか?」
ツカサ先輩「そう。OSはビルの管理人。メモリや画面やファイルを管理して、アプリが動ける場を作る」
ツカサ先輩「ファイルはディレクトリ(フォルダ)の中に、木の枝のように整理されている」
ツカサ先輩「いちばん上(ルート)から全部たどる書き方が絶対パス」
ツカサ先輩「今いる場所からたどるのが相対パス。「..」は1つ上だ」
- 絶対パス=「東京都○○区△△1-2-3」(どこから見ても同じ)
- 相対パス=「ここから2軒となり」(いる場所で変わる)
- 「..」=1つ上のディレクトリ / 「.」=今いるディレクトリ
- 「/」で始まっていたら、ルートからの絶対パス
ミライ「パスをたどったら…ありました!別のフォルダに保存してた!」
ツカサ先輩「よし。でも、パソコンごと壊れていたら?」
ツカサ先輩「だからバックアップだ。全部とるフルバックアップのほかに2つある」
ツカサ先輩「差分バックアップはフル以降の変更すべて。増分バックアップは前回以降の変更だけ」
- 差分:月・火・水と、毎回「日曜からの変更」が太っていく
- → 木曜に壊れたら「日曜のフル+水曜の差分」の2つで戻る
- 増分:月・火・水は、それぞれ「前の日からの変更」だけ
- → 木曜に壊れたら「日曜のフル+月+火+水」を全部つなぐ
- 差分はフルとの差、増分は前回から増えた分
- たとえ:差分は雪だるま(毎日ふくらむ)、増分はおこづかい帳(毎日の分だけ書く)
ミライ「うちのサーバのOS、Linuxってタダで使えるって本当ですか?」
ツカサ先輩「LinuxはOSS。ソースコードが公開され、改変も再配布もできる」
ミライ「じゃあ、何をしても自由ですね♪」
ツカサ先輩「ちがう!ライセンスの条件は守る。著作権も消えないぞ」
ミライ「表計算で税込価格の式をコピーしたら、全部ずれました…」
ツカサ先輩「式は貼った場所に合わせてずれる。税率のセルは$をつけて絶対参照にするんだ」
ミライ「$(ドル)…有料なんですか…今月もうお金ないです…」
ツカサ先輩「払わん!$は「ここは動かすな」の固定の印だ!」
- 例:C2に「=B2*$E$1」と入れて、C3にコピーする
- → C3は「=B3*$E$1」(Bの行はずれる、$E$1は固定のまま)
- $なし=相対参照(コピーするとずれる)
- $あり=絶対参照(コピーしても固定)
- $E1(列だけ固定)・E$1(行だけ固定)は複合参照
ミライ「パスで探して、バックアップをとって、税率は$で固定!」
ツカサ先輩「今日で一気に3つ覚えたな」
- 差分=フル以降の変更すべて → 復元はフル+最新の差分
- 増分=前回以降の変更だけ → 復元はフル+その後の増分すべて
- 「..」は1つ上。カレントディレクトリからたどる → 相対パス
- OSS=ソース公開・改変・再配布OK。ただしライセンスに従う
- 式をコピーしてもずれない「$」→ 絶対参照
翌週――
部長「ワシも増分バックアップを始めた!毎日少しずつ体重をな!」
ミライ「それはただの増量です!!」