第37話「ISOって何の略?」
ストラテジ系 / 法務 ── テーマ:ISO・JIS・デファクト・特定電子メール法・コンプライアンス
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- ISOあいえすおー
- 国際標準化機構。製品や仕事の進め方の国際規格を作る団体。ISO 9001(品質)、ISO 14001(環境)、ISO/IEC 27001(情報セキュリティ)などのマネジメントシステム規格が有名。
- JISじす
- 日本産業規格。日本の国家規格で、工業製品やデータ、サービスなどの標準を定める。JANコードやQRコードもJISで規格化されている。2019年に日本工業規格から名前が変わった。
- デファクトスタンダードでふぁくとすたんだーど
- 公的な機関が決めたのではなく、市場で多くの人に使われた結果、事実上の標準になったもの。ISOやJISのように公的機関が決めた標準はデジュレスタンダードという。
- コンプライアンスこんぷらいあんす
- 法令遵守。法律を守ることに加えて、社内のルールや社会の倫理・常識に沿って行動すること。
- オプトインおぷといん
- あらかじめ受け取ることに同意した人にだけ、広告や宣伝のメールを送る方式。特定電子メール法では、広告メールはオプトインが原則。受信を拒否した人には送れない。
- 情報流通プラットフォーム対処法じょうほうりゅうつうぷらっとふぉーむたいしょほう
- ネットの書き込みで権利を侵害されたときの、発信者情報の開示請求や、大きなSNSなどの事業者による削除の申し出への対応などを定めた法律。2025年4月に「プロバイダ責任制限法」から改正・改称された。
- 公益通報者保護法こうえきつうほうしゃほごほう
- 勤め先の法令違反などを、社内の窓口や行政機関などに通報した労働者を、解雇などの不利益な扱いから守る法律。
試験に出るポイント
- 9001=品質:「ク(9)レームゼロへ!品質第一」
- 14001=環境:「ヒヨ(14)コが住める地球を守れ」
- 27001=情報セキュリティ:「ツナ(27)缶はフタして中身(情報)を守る」
- 27001はIECとの共同規格なので「ISO/IEC」
- 似た番号に注意:JIS Q 15001 は個人情報保護(プライバシーマーク)
- ISO 9001=品質/ISO 14001=環境/ISO/IEC 27001=情報セキュリティ
- 市場で広まり事実上の標準 → デファクトスタンダード
- 広告メールは同意した人にだけ → オプトイン(特定電子メール法)
- 書き込みの発信者情報の開示 → 情報流通プラットフォーム対処法(旧プロバイダ責任制限法)
- 法令違反を通報した労働者を守る → 公益通報者保護法
- コンプライアンス=法令だけでなく社内ルール・倫理も守る
確認クイズ(ITパスポート試験の形式)
- ISO/IEC 27001
- ISO 9001
- ISO 14001
- JIS Q 15001
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正解:ア ISO/IEC 27001
ISMSはISO/IEC 27001。ISO 9001は品質、ISO 14001は環境、JIS Q 15001は個人情報保護(プライバシーマークの基準)の規格です。
- 市場で広く使われた結果、事実上の標準となったもの
- ISOやJISなどの公的な標準化機関が定めた標準
- 法令に加えて、社内ルールや社会の倫理を守ること
- 受信に同意した人にだけ広告メールを送る方式
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正解:ア 市場で広く使われた結果、事実上の標準となったもの
市場で広まって標準になったものがデファクトスタンダード。公的機関が定めたものはデジュレスタンダードです。
- あらかじめ受信に同意した人にだけ送る
- 受信を拒否されるまでは、誰にでも送ってよい
- 送信者の名前や連絡先は表示しなくてよい
- 一度同意を得れば、受信拒否の連絡があっても送ってよい
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正解:ア あらかじめ受信に同意した人にだけ送る
広告メールはオプトイン(事前の同意)が原則です。拒否されるまで送ってよいという考え方(オプトアウト)は原則として認められず、拒否した人には送れません。
マンガのセリフ(文字版)
部長「取引先に「ISOの認証は取ってますか?」と聞かれたぞ!」
ミライ「アイソ…愛想の認証ですね!笑顔なら任せてください!」
ツカサ先輩「愛想じゃない!」
ツカサ先輩「ISOは国際標準化機構。世界共通のルール(規格)を作る団体だ」
ツカサ先輩「ネジの太さだけでなく、仕事の進め方の規格もある」
- 9001=品質:「ク(9)レームゼロへ!品質第一」
- 14001=環境:「ヒヨ(14)コが住める地球を守れ」
- 27001=情報セキュリティ:「ツナ(27)缶はフタして中身(情報)を守る」
- 27001はIECとの共同規格なので「ISO/IEC」
- 似た番号に注意:JIS Q 15001 は個人情報保護(プライバシーマーク)
ミライ「日本だけの規格もあるんですか?」
ツカサ先輩「ある。JIS(日本産業規格)だ。身近なコードもJISで決まっている」
ミライ「キーボードの文字の並びって、誰が決めたんですか?」
ツカサ先輩「みんなが使ううちに標準になった。デファクトスタンダードだ」
ツカサ先輩「ISOやJISのように公的機関が決めた標準はデジュレスタンダードという」
ミライ「デファクトは人気投票で1位、デジュレは公式の表彰状ですね!」
部長「新アプリの宣伝メールを、会員じゃない人にも一斉に送ってしまえ!」
ツカサ先輩「部長!それは特定電子メール法違反になりかねません!」
ツカサ先輩「広告メールは、受け取ると同意した人にだけ送る。オプトインが原則です」
部長「なら「いらない人は返信してね」と書いて全員に送れば…名案じゃ!」
ツカサ先輩「…それはオプトアウト。同意なしで先に送るのは、広告メールでは原則ダメです」
部長「しょぼん…」
ミライ「ネットでうちのアプリの悪口を書かれたら?」
ツカサ先輩「情報流通プラットフォーム対処法で、書いた人の情報の開示を求められる」
ツカサ先輩「前の名前はプロバイダ責任制限法。2025年に今の名前になった」
ツカサ先輩「ルールを守るのがコンプライアンス。法律だけでなく社内ルールや倫理も含む」
ミライ「もし会社が不正をしていたら…?」
ツカサ先輩「通報した社員を守るのが公益通報者保護法だ」
ミライ「ルールを守る会社だから、信頼されるんですね!」
ツカサ先輩「そう。メールはイン=先に「入れて」と言った人にだけ、だ」
- ISO 9001=品質/ISO 14001=環境/ISO/IEC 27001=情報セキュリティ
- 市場で広まり事実上の標準 → デファクトスタンダード
- 広告メールは同意した人にだけ → オプトイン(特定電子メール法)
- 書き込みの発信者情報の開示 → 情報流通プラットフォーム対処法(旧プロバイダ責任制限法)
- 法令違反を通報した労働者を守る → 公益通報者保護法
- コンプライアンス=法令だけでなく社内ルール・倫理も守る
翌朝
部長「ISOの認証に向けて、まずは全員で笑顔の練習だ!」
ミライ「部長、それ愛想です!」
ツカサ先輩「ISOは国際規格です…」