📒 ミライのITパス日誌

第18話「スマホでメールが見えない」

テクノロジ系 / ネットワーク ── テーマ:プロトコル・メール・HTTPS・無線LAN

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この話で覚える用語(7語)

プロトコルぷろとこる
コンピュータどうしが通信するための決まりごと(約束事)。インターネットはTCP/IPを土台に、Webは HTTP、メールは SMTP・POP・IMAP など用途ごとに決まっている。
SMTPえすえむてぃーぴー
電子メールを送信するためのプロトコル。パソコンからメールサーバへ、またメールサーバどうしでメールを送り届けるときに使う。
POPぽっぷ
メールサーバに届いたメールを受信するためのプロトコル。メールを手元の端末にダウンロードして読む。現在のバージョンは POP3。
IMAPあいまっぷ
メールを受信するためのプロトコル。メールをサーバ上に置いたまま読んだり整理したりするので、複数の端末から同じ状態で見られる。
HTTPSえいちてぃーてぃーぴーえす
Webページをやりとりする HTTP の通信を、SSL/TLS で暗号化したもの。URLが「https://」で始まる。通信途中の盗み見や改ざんを防ぐ。
MACアドレスまっくあどれす
ネットワークにつなぐ機器(の通信部品)ごとに付けられた識別番号。48ビット。IPアドレスが住所なら、MACアドレスは製造番号のようなもの。
SSID(ESSID)えすえすあいでぃー
無線LANのアクセスポイントを見分けるための名前。ESSIDともいう。同じ名前の偽のアクセスポイントを作ることもできるので、名前だけで信用しない。

試験に出るポイント

覚え方:郵便でたとえる
ここ試験に出る!

確認クイズ(ITパスポート試験の形式)

問1 スマートフォンとPCの両方から、同じメールを同じ状態で読めるようにしたい。受信に使うプロトコルとして適切なものはどれか。
  1. IMAP
  2. POP
  3. SMTP
  4. DHCP
答えと解説を見る

正解:ア IMAP
IMAPはメールをサーバ上で管理するので、どの端末からも同じ状態で読めます。POPは端末にダウンロード、SMTPは送信、DHCPはIPアドレスの自動割当てです。

問2 NATの説明として、適切なものはどれか。
  1. プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互に変換する
  2. ドメイン名とIPアドレスを対応づける
  3. 無線LANのアクセスポイントを識別する名前
  4. 電子メールをメールサーバへ送信する
答えと解説を見る

正解:ア プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互に変換する
NATはアドレスを変換するしくみ。ドメイン名との対応づけはDNS、アクセスポイントの名前はSSID(ESSID)、メールの送信はSMTPです。

問3 IoTのセンサーなどで使われ、少ない消費電力で広い範囲の通信ができる無線通信技術の総称はどれか。
  1. LPWA
  2. 5G
  3. テザリング
  4. WPA3
答えと解説を見る

正解:ア LPWA
省電力・広範囲(ただし低速)がLPWA。5Gは高速・大容量・低遅延、テザリングはスマホ経由の接続、WPA3は無線LANの暗号化方式です。

▶ アプリでクイズに挑戦(間違えた問題は復習に残ります)

マンガのセリフ(文字版)

ミライ「PCで受け取ったメールが、スマホから見えない…どっちでも見たいのに!」

ツカサ先輩「通信は、決められた約束事どおりに行われる。これをプロトコルという」

ミライ「電話を「もしもし」で始める、みたいな?」

ツカサ先輩「メールにも約束事がある。送るのはSMTP」

ツカサ先輩「受け取るのはPOPとIMAPの2つ。ここが原因だ」

ミライ「POP!ポップコーンみたいに、メールがポンッとはじけて届くんですね!」

ツカサ先輩「はじけない!Post Office Protocol。郵便局から受け取る約束事だ」

📮SMTP(送信)メールを送るときの約束事ポストに投函するイメージ📥POP(受信)メールを手元の端末にダウンロードして読む☁️IMAP(受信)メールをサーバに置いたままどの端末からも同じ状態で見る
メールのプロトコル 送信は1つ、受信は2つ。受信の置き場所が違う
📝 メモ:覚え方:郵便でたとえる
  • SMTP=ポストに出す送信係。「SMTPのSはSend(送る)」とこじつけて覚える(本当はSimpleの頭文字)
  • POP=Post Office(郵便局)から手紙を持ち帰る。家(端末)で保管
  • IMAP=「今(IMA)どこにいても見られる」。私書箱に置いたまま読む
  • 複数の端末で同じメールを見たいなら IMAP

ミライ「PCがPOPで持ち帰ってたんだ!IMAPにすれば、スマホでも見られる!」

ツカサ先輩「その通り」

次はWebの通信――

ツカサ先輩「Webページを運ぶ約束事がHTTP。それを暗号化したのがHTTPSだ」

ミライ「アドレスが https:// で始まるサイトですね!」

ツカサ先輩「入力した情報が、途中で盗み見られにくくなる」

ツカサ先輩「インターネットの約束事の土台はTCP/IP。いろんな約束事のセットだ」

ツカサ先輩「IPが宛先まで運び、TCPが確実に届いたかを確かめる」

ツカサ先輩「社内やビルの中のネットワークがLAN、離れた拠点を結ぶのがWANだ」

ミライ「家の中の廊下と、町と町を結ぶ高速道路みたい!」

ミライ「IPアドレスとは別に、機器そのものの番号もあるって聞きました」

ツカサ先輩「MACアドレスだ。IPアドレスが住所なら、こっちは機器の製造番号のようなものだ」

週末、カフェにて

ミライ「無料Wi-Fi「Free_Cafe」!Freeって書いてあるから安全ですね♪」

ツカサ先輩「Freeは「無料」だ!安全かどうかとは関係ない!」

ツカサ先輩「Wi-Fi(無線LAN)の名前をSSID(ESSID)という。同じ名前の偽物も作れるぞ」

ミライ「名前だけじゃ、本物かわからないんだ…」

ツカサ先輩「暗号化のない無線LANで大事な情報は送らない。暗号化方式はWPA3が新しい」

📶WPA3無線LANの通信を暗号化する新しい方式(WPA2の後継)🏠NAT社内のプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換🚀5G高速・大容量・低遅延多くの機器を同時につなげる🔋LPWA少ない電力で遠くまで届く速度は遅い。IoTのセンサー向け📱テザリングスマホを親機にしてPCなどをネットにつなぐ
無線・モバイルの用語 どれも「何のための技術か」で覚える

ミライ「大事な作業は、自分のスマホのテザリングでつなぎます!」

ツカサ先輩「いい判断だ。約束事の名前と役割、セットで覚えよう」

📌 ここ試験に出る!:ここ試験に出る!
  • プロトコル=通信の約束事。インターネットの土台は TCP/IP
  • メール:送信=SMTP/受信して端末に保存=POP/サーバ上で管理=IMAP
  • HTTPS=HTTPの通信を SSL/TLS で暗号化
  • 無線LANの名前=SSID(ESSID)/暗号化の方式=WPA3(WPA2の後継)
  • プライベートIPとグローバルIPの変換=NAT/機器ごとの番号=MACアドレス
  • 省電力で広い範囲=LPWA/スマホ経由でPCをネットへ=テザリング

翌週

部長「わしのメールもIMAPにしたぞ。どこからでも読めて便利…」

ミライ「すごい!…あれ、部長いま休暇中じゃ?」

部長「旅先でも仕事のメールが見えてしまう…」

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