📒 ミライのITパス日誌

第43話「使いやすい画面って?」

テクノロジ系 / UI・マルチメディア ── テーマ:UX・シグニファイア・GUI部品・ベクター・ランレングス

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この話で覚える用語(7語)

UXデザインゆーえっくすでざいん
製品やサービスを使う前・使っている間・使った後まで、利用者が得る体験の全体を、より良いものにするように設計すること。画面の見た目(UI)だけでなく、体験までを考える。
ユーザビリティゆーざびりてぃ
使いやすさ。決まった利用者が決まった目的を果たすときに、どれだけ有効に・効率よく・満足して使えるかの度合い。誰もが利用できるかを表すアクセシビリティとは視点が違う。
シグニファイアしぐにふぁいあ
どこをどう操作すればよいかを、利用者に伝える手がかり。押せそうに見えるボタンの影、ドアの「押す」「引く」の表示や、取っ手の形など。
レスポンシブWebデザインれすぽんしぶうぇぶでざいん
パソコン・タブレット・スマートフォンなど、表示する画面の幅に合わせて、1つのWebページのレイアウトが自動で切り替わるように作る手法。
ラジオボタンらじおぼたん
画面の部品で、いくつかの選択肢の中から1つだけを選ぶためのもの。1つを選ぶと、ほかの選択は自動で外れる。いくつでも選べる部品はチェックボックス。
ベクター形式べくたーけいしき
画像を、点や線の座標・曲線の式・色などの数値で表す形式。拡大・縮小しても輪郭がなめらかなまま。ロゴや図面向き。画素の集まりで表すラスターとは異なる。
ランレングス法らんれんぐすほう
同じ値(色や文字)が続く部分を「値と、続く個数」の組に置きかえて、データ量を減らす可逆圧縮の方法。例:白白白白黒黒→白4黒2。同じ値が続かないデータでは効果がない。

試験に出るポイント

覚え方
ここ試験に出る!

確認クイズ(ITパスポート試験の形式)

問1 利用者に「どこをどう操作すればよいか」を伝える手がかりを表す用語はどれか。例として、押せそうに見えるボタンの影や、ドアの取っ手の形がある。
  1. シグニファイア
  2. ユーザビリティ
  3. アクセシビリティ
  4. レスポンシブWebデザイン
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正解:ア シグニファイア
操作の手がかりはシグニファイア。使いやすさの度合いはユーザビリティ、誰もが利用できる度合いはアクセシビリティ、画面の幅に合わせてレイアウトが変わるのはレスポンシブWebデザインです。

問2 ベクター形式の画像の特徴として、適切なものはどれか。
  1. 図形を座標や線などの数値で表すので、拡大しても輪郭がなめらか
  2. 画像を画素の集まりで表すので、拡大すると輪郭がギザギザになる
  3. 一部の情報を捨てることで、写真を高い圧縮率で保存できる
  4. 同じ色が続く部分を「色と個数」で表して、データ量を減らす
答えと解説を見る

正解:ア 図形を座標や線などの数値で表すので、拡大しても輪郭がなめらか
数値で形を表すので拡大してもなめらかなのがベクター形式。画素の集まりはラスター形式、情報を捨てて縮めるのは非可逆圧縮、色と個数で表すのはランレングス法です。

問3 白の画素をW、黒の画素をBで表す。1行の画素「WWWWBBWWW」を、ランレングス法で「色と続く個数」の組に表したものはどれか。
  1. W4B2W3
  2. W3B2W4
  3. W4B3W2
  4. W7B2
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正解:ア W4B2W3
左から同じ色が続く数を数えます。Wが4個、Bが2個、Wが3個なのでW4B2W3。離れたWをまとめてW7とすると、元の並び順に戻せません。

▶ アプリでクイズに挑戦(間違えた問題は復習に残ります)

マンガのセリフ(文字版)

ミライ「家計簿アプリの新しい画面、できました!ボタンは全部同じ色・同じ形で統一感バッチリ!」

ツカサ先輩「「保存」と「削除」が見分けられないぞ!押しまちがえたら家計簿が消える!」

ミライ「統一感が…裏目に…」

ツカサ先輩「見た目だけじゃない。使う人の体験まるごとを良くする設計がUXデザインだ」

ツカサ先輩「中でも大事なのがユーザビリティ。迷わず・ムダなく・満足して使えるかだ」

🧲近接関係のあるものは近くに関係のないものは離して置く📏整列文字や部品の端・中心を見えない線でそろえる🔁反復色・形・配置のルールをくり返して統一感を出す⚡対比違うものは、はっきり違えて大事なものを目立たせる
デザインの4つの原則 統一感は「反復」。でも違う物まで同じにしない

ミライ「保存と削除は、色と位置で対比させればいいんだ!」

ツカサ先輩「それと「ここを押せる」と伝える手がかりも要る。シグニファイアという」

部長「このドア、何度押しても開かん!壊れとるぞ!」

ツカサ先輩「部長、「引く」と書いてあります…」

ツカサ先輩「でも押したくなる取っ手も悪い。形で伝えるのもシグニファイアです」

ミライ「スマホで見たら、画面の右がはみ出してます…」

ツカサ先輩「画面の幅に合わせて並びが変わるレスポンシブWebデザインにしよう」

ツカサ先輩「設計は小さいスマホから先に考える。モバイルファーストだ」

ミライ「支払い方法はチェックボックスに!現金もカードも全部選べてお得です!」

ツカサ先輩「お得じゃない!1つだけ選ばせるならラジオボタンだ」

ツカサ先輩「チェックボックスはいくつでも選べる部品だ」

部品できること例ラジオボタン1つだけ選ぶ(◉ ○ ○)支払い方法配送の時間帯チェックボックスいくつでも選ぶ(☑ ☑ ☐)興味のあるジャンルプルダウンメニュー一覧を開いて1つ選ぶ都道府県テキストボックス文字を自由に入力する名前・メモ
よく使うGUIの部品 昔のラジオの選局ボタンは、1つ押すと前のが戻った

ミライ「スマホは指でなぞったり、はじいたり。声で頼めるアプリもありますね」

ツカサ先輩「指の動きで操作するのがジェスチャー操作。声で操作するしくみはVUIだ」

👆ジェスチャー操作タップ=軽くたたくスワイプ=なぞる・フリック=はじくピンチ=2本指でつまむ・広げる🗣️VUI声で操作するしくみ例:スマートスピーカー、音声アシスタント🚻ピクトグラム言葉がなくても意味が伝わる絵記号例:非常口やトイレのマーク📊インフォグラフィックデータや情報を図・イラストでひと目でわかるように表したもの
画面の外でも伝える・操作する VUI=音声のユーザインタフェース

ミライ「ロゴを大きくしたら、ふちがギザギザに…」

ツカサ先輩「点(画素)の集まりのラスター形式だからだ」

ツカサ先輩「形を数値で表すベクター形式なら、拡大してもなめらかだぞ」

ラスター形式ベクター形式しくみ点(画素)の集まり座標と線・面の数値(式)拡大するとギザギザになるなめらかなまま向くもの写真ロゴ・図面イラスト形式の例JPEG・PNGGIFSVG など
ラスター形式とベクター形式 ロゴは大きさを変えて使うのでベクター向き

ツカサ先輩「データを決まった方式に変換するのがエンコード、元に戻すのがデコードだ」

ツカサ先輩「同じ色が続く所を「白が5個」とまとめるのがランレングス法。小さくできる」

ミライ「「白白白白白」より「白5」のほうが短い!」

元のデータ(10マス)白5黒3白2白5 黒3 白2(10個 → 6個に縮む)色がバラバラだと…白1黒1白1黒1白1黒1(6個 → 12個に増える)
ランレングス法 同じ値が続くほど縮む。バラバラだと逆に長くなる
📝 メモ:覚え方
  • ラジオボタン=昔のラジオの選局ボタン。1つ押すと前のがポンと戻る
  • チェックボックス=買い物リストの☑。いくつでもチェックOK
  • ベクターは「べつに拡大してもくっきり」/ラスターは点々の集まり
  • 画面の色は光を足す加法混色(RGB→白)、印刷はインクの減法混色(CMY→黒っぽく)
  • 「か(加)はがめん(画面)、げん(減)はげんこう(原稿)の印刷」
  • シグニファイア=「サイン(sign)を出す」。押せそうな影・取っ手の形
📌 ここ試験に出る!:ここ試験に出る!
  • 利用者の体験全体を設計 → UXデザイン/使いやすさの度合い → ユーザビリティ
  • 操作のしかたを伝える手がかり → シグニファイア
  • 画面の幅に合わせてレイアウトが変わる → レスポンシブWebデザイン
  • 1つだけ選ぶ → ラジオボタン/いくつでも選べる → チェックボックス
  • 拡大してもなめらか → ベクター形式/点の集まり → ラスター形式
  • 同じ値の連続を「値と個数」で表す → ランレングス法(可逆圧縮)

社内アンケートの準備中

部長「「部長は好きですか」の質問は、「はい」だけのラジオボタンにしといたぞ」

ツカサ先輩「選択肢が1つでは、選ぶ意味がありません!」

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