📒 ミライのITパス日誌

第32話「ネットで売る、つながる」

ストラテジ系 / 技術戦略・ビジネスインダストリ ── テーマ:EC・ロングテール・O2O・CRM/SCM/ERP

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この話で覚える用語(7語)

ECいーしー
電子商取引(Electronic Commerce)。インターネットなどを使って商品やサービスを売り買いすること。取引の相手によってBtoB・BtoC・CtoCなどに分けられる。
ロングテールろんぐてーる
ネット販売では、売れる数が少ない多品種の商品でも、売上を合計すると全体の中で大きな割合になるという考え方。グラフの右に長く伸びる「しっぽ」から。
O2Oおーつーおー
Online to Offline。ネット上の情報やクーポンなどで、実店舗(オフライン)への来店や購買を促す取り組み。
フィンテックふぃんてっく
金融(Finance)と技術(Technology)を合わせた言葉。スマホ決済、家計簿アプリ、ネット送金など、ITを使った新しい金融サービス。
CRMしーあーるえむ
顧客関係管理(Customer Relationship Management)。顧客の情報や購入・問い合わせの履歴を一元管理し、顧客と長く良い関係を築いて利益を高める考え方・システム。
SCMえすしーえむ
供給連鎖管理(Supply Chain Management)。資材の調達から生産・物流・販売までを一つの流れとしてとらえ、企業の枠をこえて全体を最適化する考え方・システム。
ERPいーあーるぴー
企業資源計画(Enterprise Resource Planning)。会計・人事・生産・販売などの基幹業務を統合して管理し、経営資源を有効に使う考え方。そのための製品をERPパッケージという。

試験に出るポイント

覚え方:常連さん・おすし・エライ人
ここ試験に出る!

確認クイズ(ITパスポート試験の形式)

問1 O2Oの例として、最も適切なものはどれか。
  1. スマートフォンに配信したクーポンで、実店舗への来店を促す
  2. 実店舗で商品を確かめてから、ネット通販で安く買う
  3. 個人どうしがフリマアプリで中古品を売買する
  4. 売れ筋ではない多数の商品をネットで販売し、売上を積み上げる
答えと解説を見る

正解:ア スマートフォンに配信したクーポンで、実店舗への来店を促す
ネット(Online)からリアル店舗(Offline)へ客を呼ぶのがO2O。店で見てネットで買うのはショールーミング、個人間の売買はCtoC、売れにくい商品の積み上げはロングテールです。

問2 SCMの説明として、適切なものはどれか。
  1. 顧客情報や購買履歴を管理し、顧客との長期的な関係を築く
  2. 資材の調達から生産・物流・販売までの流れを、全体として最適化する
  3. 会計・人事・販売などの基幹業務を統合して管理する
  4. インターネットを通じて、不特定多数の人から資金を集める
答えと解説を見る

正解:イ 資材の調達から生産・物流・販売までの流れを、全体として最適化する
SCMはモノの流れ全体の管理。顧客との関係はCRM、基幹業務の統合はERP、ネットで資金を集めるのはクラウドファンディングです。

問3 インターネット販売における「ロングテール」の説明として、適切なものはどれか。
  1. 販売数の少ない多品種の商品の売上合計が、全体の中で無視できない割合になる
  2. 売れ筋の少数の商品に絞ることで、売上の大部分を確保できる
  3. 実店舗とネットの区別をなくし、一体となった買い物体験を作る
  4. 金融サービスとIT技術を組み合わせて、新しいサービスを生み出す
答えと解説を見る

正解:ア 販売数の少ない多品種の商品の売上合計が、全体の中で無視できない割合になる
ネットは棚に限りがないので、売れにくい商品も合計すると大きな売上になります。売れ筋に絞る考え方はその逆。金融×ITはフィンテックです。

▶ アプリでクイズに挑戦(間違えた問題は復習に残ります)

マンガのセリフ(文字版)

昼休み

ミライ「古いマンガの全巻セット、ネットで買えた!近所の本屋には無かったのに♪」

ツカサ先輩「ネットで商品やサービスを売り買いするのはEC。電子商取引だ」

ミライ「つまり、ネット通販のことですね」

ツカサ先輩「ECは誰と誰の取引かで呼び名が変わる。たとえば「BtoB」だ」

ミライ「BtoB…ボクからボクへ?自分で自分に売るんですか?」

ツカサ先輩「ひとり芝居か!Bは企業(Business)、Cは消費者(Consumer)だ」

ミライ「じゃあフリマアプリは…CとC!」

🏭BtoB(企業→企業)部品の受発注、企業向けの仕入れサイト など🛒BtoC(企業→消費者)ネット通販、ネットバンキング、オンライン予約 など🤝CtoC(消費者→消費者)フリマアプリ、ネットオークション など
ECの3つの形 B=Business(企業)、C=Consumer(消費者)

ツカサ先輩「ネットの店は棚に限りがない。売れにくい商品も数が集まれば大きな売上になる」

ツカサ先輩「これをロングテールという」

ミライ「だから古いマンガも売ってたんだ!」

しっぽの合計が大きい!売れ筋(少数)あまり売れない商品(とても多い)
ロングテール 右へ長く伸びるしっぽ(tail)が名前の由来

午後

部長「家計簿アプリで、近くの店のクーポンを配れんか?」

ツカサ先輩「ネットからリアルの店へお客さまを呼ぶ、O2Oですね」

ツカサ先輩「家計簿アプリ自体、金融とITを組み合わせたフィンテックのひとつだ」

ミライ「キャッシュレス決済の記録も取り込めますもんね」

💳キャッシュレス決済現金を使わずに払うQRコード・電子マネー・カード🙌クラウドファンディングネットで多くの人から少しずつ資金を集める🚗シェアリングエコノミー個人の空いている部屋や車などをネットで貸し借りする
ネットが変えたお金とモノ クラウドファンディングの「クラウド」は群衆の意味

部長「顧客名簿も在庫も会計もバラバラだ!横文字3文字のシステムを全部買え!」

ミライ「CRM、SCM、ERP…どれも3文字です…」

ツカサ先輩「文字数で選ばないでください!目的で選ぶんです」

部長「む、むう…」

ツカサ先輩「お客さまとの関係ならCRM、調達から販売までのモノの流れならSCM」

ツカサ先輩「会計・人事・販売など、会社全体の基幹業務をまとめるならERPだ」

名前管理するものたとえCRM顧客関係管理顧客の情報や購入・問い合わせ履歴常連さんノートSCM供給連鎖管理調達→生産→物流→販売のつながり全体バケツリレーERP統合基幹業務会計・人事・生産・販売を一つにまとめる会社の司令塔
CRM・SCM・ERP 「お客」「モノの流れ」「会社全体」で見分ける
📝 メモ:覚え方:常連さん・おすし・エライ人
  • CRM の C=Customer(客)。「Cちゃん(常連さん)と仲良くなる」
  • SCM の S=Supply(供給)。「Sushi(すし)」の流れ:港→市場→店→お皿
  • ERP=「エライ人が、あらゆる数字をピッと一目で」会社まるごと
  • まとめ:お客=CRM、モノの流れ=SCM、ぜんぶ=ERP
📌 ここ試験に出る!:ここ試験に出る!
  • CtoC=消費者どうし(フリマ・オークション)/BtoB=企業どうし
  • ロングテール=売れにくい多品種の売上合計も大きくなる
  • O2O=ネット(クーポンなど)からリアル店舗へ客を誘導
  • フィンテック=金融×IT。クラウドファンディング=ネットで多くの人から資金集め
  • シェアリングエコノミー=個人の空いている資産をネットで貸し借り
  • 顧客との関係→CRM/調達〜販売の流れ→SCM/基幹業務を統合→ERP

部長「わしもシェアリングエコノミーだ!この会議室を貸し出してひともうけ!」

ツカサ先輩「会議室は会社のものです。部長の私物じゃありません…」

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