第12話「決算書が読めない!」
ストラテジ系 / 企業活動 ── テーマ:貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書
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- 貸借対照表たいしゃくたいしょうひょう
- ある時点(決算日など)の財政状態を表す表。左に資産、右に負債と純資産を書き、「資産=負債+純資産」になる。バランスシート(B/S)ともいう。
- 損益計算書そんえきけいさんしょ
- 一定期間(1年など)の経営成績を表す表。売上高から費用を段階的に引き、売上総利益・営業利益・経常利益・税引前当期純利益・当期純利益を示す。P/Lともいう。
- キャッシュフロー計算書きゃっしゅふろーけいさんしょ
- 一定期間の現金の出入りを表す表。営業活動・投資活動・財務活動の3つに分けて示す。利益が出ていても現金が足りない状態を見つけられる。
- 営業利益えいぎょうりえき
- 本業のもうけ。売上総利益から「販売費及び一般管理費」(給料・広告費・家賃など)を引いたもの。
- 経常利益けいじょうりえき
- 本業以外も含めた、ふだんの活動でのもうけ。営業利益に営業外収益(受取利息など)を足し、営業外費用(支払利息など)を引いたもの。
- ROEあーるおーいー
- Return On Equity(自己資本利益率)。当期純利益÷自己資本×100(%)。株主が出したお金を使って、どれだけ効率よく利益を上げたかを表す。
試験に出るポイント
- コーヒーマシンとお店の現金 = 資産(持っているもの)
- 銀行から借りた開店資金 = 負債(いずれ返す)
- 会社が出した元手+これまでの利益 = 純資産(返さなくていい)
- 左右がつり合うので「バランスシート」とよぶ
- 営業利益 = 本業だけのもうけ(コーヒーを売ったもうけ)
- 経常利益 = 本業+利息など(「経常」=ふだん・いつも)
- 借入金の支払利息・預金の受取利息は 営業外 → 経常利益で反映
- 火事の損失・土地の売却益など臨時のもの → 特別損益(税引前で反映)
- 法人税等はいちばん最後に引く
- 5つの順は頭の音「ウ・エ・ケ・ゼ・ト」→「上(うえ)から毛(け)ぜんぶ取(と)る」
- 流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100(%)
- → 1年以内に払うお金に対し、すぐ使える資産が足りているか(高いほど安心)
- ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)
- → 株主が出したお金で、どれだけ効率よく稼いだか
- ある時点の財政状態 → 貸借対照表/一定期間の経営成績 → 損益計算書
- 資産 = 負債 + 純資産(左右の合計は必ず一致)
- 本業のもうけ → 営業利益(販売費及び一般管理費まで引く)
- 支払利息・受取利息を反映 → 経常利益
- 計算問題は「どの段階の利益か」を確かめ、上から順に足し引きする
確認クイズ(ITパスポート試験の形式)
- 150万円
- 400万円
- 130万円
- 120万円
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正解:ア 150万円
営業利益=1,000−600−250=150万円。400万円は売上総利益、130万円は営業外の収益・費用まで反映した経常利益(150+10−30)です。
- 一定時点における資産・負債・純資産を示し、財政状態を表す
- 一定期間の収益と費用を示し、経営成績を表す
- 一定期間の現金の増減を、営業・投資・財務の活動別に表す
- 製品ごとの売上高を、多い順に並べて表す
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正解:ア 一定時点における資産・負債・純資産を示し、財政状態を表す
貸借対照表は「ある時点」の写真。一定期間の経営成績は損益計算書、現金の増減はキャッシュフロー計算書です。
- 売上総利益
- 営業利益
- 経常利益
- 当期純利益
答えと解説を見る
正解:ウ 経常利益
支払利息は営業外費用なので、経常利益で初めて差し引かれます。営業利益は本業だけのもうけで、利息は含みません。
マンガのセリフ(文字版)
部長「決算が出たぞ!ミライくん、この3枚の表、読めるかね?」
ミライ「数字だらけ…どれが何の表か、さっぱりです…」
ツカサ先輩「財務諸表の代表は3つ。まず「いつの話か」で分けるといい」
ミライ「いつの話…?」
ツカサ先輩「貸借対照表は決算日その瞬間の写真。何を持ち、お金をどう集めたかだ」
ミライ「持ち物と、その元手…」
ミライ「純資産…純粋な心の資産?それなら私、無限大です!」
ツカサ先輩「会社の話だ!資本金や利益の蓄積、返さなくていいお金だ!」
- コーヒーマシンとお店の現金 = 資産(持っているもの)
- 銀行から借りた開店資金 = 負債(いずれ返す)
- 会社が出した元手+これまでの利益 = 純資産(返さなくていい)
- 左右がつり合うので「バランスシート」とよぶ
ツカサ先輩「1年間のもうけを表すのが損益計算書。売上から費用を順に引いていく」
ミライ「引く順番が決まってるんですか?」
ツカサ先輩「社内カフェなら、コーヒー豆代が売上原価」
ツカサ先輩「店員の給料・家賃・チラシ代は販売費及び一般管理費だ」
ツカサ先輩「違いは利息など本業以外を入れるかどうかだ」
- 営業利益 = 本業だけのもうけ(コーヒーを売ったもうけ)
- 経常利益 = 本業+利息など(「経常」=ふだん・いつも)
- 借入金の支払利息・預金の受取利息は 営業外 → 経常利益で反映
- 火事の損失・土地の売却益など臨時のもの → 特別損益(税引前で反映)
- 法人税等はいちばん最後に引く
- 5つの順は頭の音「ウ・エ・ケ・ゼ・ト」→「上(うえ)から毛(け)ぜんぶ取(と)る」
部長「黒字でも現金が尽きて倒れる会社もある。だからキャッシュフロー計算書を見るのだ」
ミライ「黒字倒産…!」
- 流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100(%)
- → 1年以内に払うお金に対し、すぐ使える資産が足りているか(高いほど安心)
- ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)
- → 株主が出したお金で、どれだけ効率よく稼いだか
ミライ「B/Sは写真、P/Lは1年の成績表、CFは通帳!」
部長「うむ、見事だ!」
- ある時点の財政状態 → 貸借対照表/一定期間の経営成績 → 損益計算書
- 資産 = 負債 + 純資産(左右の合計は必ず一致)
- 本業のもうけ → 営業利益(販売費及び一般管理費まで引く)
- 支払利息・受取利息を反映 → 経常利益
- 計算問題は「どの段階の利益か」を確かめ、上から順に足し引きする
その夜
部長「わしの財布の貸借対照表だ!資産は小銭300円、負債はツケ5,000円!」
ミライ「部長…負債のほうが大きい「債務超過」です…」